「疲れた頭と心をほぐす」リラクゼーション整体師マキの癒しのお部屋

人材営業から整体師に転身した24歳女がお届けする、あなたの為の癒し処です。

癒しのお部屋 宮本輝 五千回の生死

こんにちは。

コメダ珈琲が好きな整体師の堀井真希です。

 

宮本輝さんの短編

「五千回の生死」を読みました。

いい感じに浸れたので内容をご紹介

 

ダンヒルのライターは父親の形見だった。

明日食べるものもなく、借金の取り立てに耐える毎日。売れるものはもうない。

ついに、欲しがっていた友人にライターを買ってもらおうと決心した。かき集めた金で電車に乗り、堺の友人の家に向かう。だが、ついてみれば彼は家族旅行に出かけ留守だった。

真冬の夜に金もなく、一人途方にくれた。

ちくしょう!

ちくしょう!!

 

福島の家に帰る電車賃はない。

歩くしかなかった。

真っ暗な道を形見一つポケットに入れて歩きはじめた。

誰もいない大阪の街。

ふと気配に気づいて振り向くと自転車の男が付いてきている。。

そいつは「乗せてやろうか」と誘う。

迷った末に乗ることにする。

そいつは1日に何度も

生きたい!

死にたい!

と叫ぶ"発作"を繰り返すやつだった。

「俺はおかしくないよな??

     お前もそうやろ?」

だんだんわからなくなった。ただ、

生きたい!

という時のそいつの顔を見ると

良かったと素直に思うようになった。

 

そして、釜ヶ崎のある花園町にさしかかった。

 

もう、夜明け前だった。

日の出が遠くに感じられる薄青い空の下で浮浪者たちが道を塞ぐ。

「仕事があるんか?」

人数はどんどん増える。

最後は70人もの得体の知れない集団に囲まれた。

 

さぁ、、、どうなる??

無事に少年は福島に帰れるのか?

"発作"を持った自転車の男は?

父の形見は?

 

この話、最後のオチもあっていいなぁ、と思います。短編なのに1時間半のロードムービー見たような気持ちになります。

 

お時間あれば読んでみては?

 

以上整体師の堀井真希でしたー。